【ゆめのわ】 通信 8

【セノイドリーム 1】

マレーシアに住むセノイ族の精神性がとても高く
穏やかで幸せであるのは、日々の生活に夢を生かしているからである・・・
ということで、彼らの夢のワークがアメリカでもてはやされたことがあるそうです。
ニューエイジのメッカ、エサレン研究所でもセノイドリームが行われたとか。

セノイドリームはアメリカ人の文化人類学者であり精神治療医である
キルトン・スチュアートの【マラヤの夢理論】とういう小論文によって
世界的に有名になりました。
私はパトリシア・ガーフィールドの【夢学】(旧夢クリニック)のなかで
初めてセノイドリームを知りました。もちろん彼女もキルトン・スチュアートの
1950年代に発表されていたこの論文を基礎において
彼女のフィールドワークの結果とを重ね合わせていました。
【夢のなかの存在はすべてあなたに叡智を授けにくる精霊である】という
考えかたが私がヒプノシスのときにクライアントに伝えている
【人生で体験することは、すべてあなたを輝かせるためにある】という考えかたと
一致していることもあって、とても興味を持ちました。
キルトン・スチュアートに関しては、1980年代にウィリアム・ドムホフという
政治社会学者が【魅力的な人物ではあるが詐欺師である】と断定したこともあり
セノイドリームに関しても、真偽に関して賛否両論があります。
で、どちらでもかまわない・・・というのが私の思いです。
セノイドリームが今の私たちが自分らしく生きることや、魂が喜ぶ方向に
行くことに役立つのであれば、それでオッケイ。
実際にセノイ族の人々が夢理論の通りに夢をコントロールしているのか
どうかはそう大事ではないのです。興味はありますが・・・
これはヒプノシスでも前世・過去世が実際にあるかどうかより
それをイメージすることによって、自分らしい人生をいきるのに役立ち
魂が喜ぶ方向に進めればオッケイというのと同じです。
まぁウィリアム・ドムホフはキルトン・スチュアートを詐欺師と断定した本
【夢の秘法】のなかで、同じく夢のコントロールを信じ
研究を重ねていた聖ルカ・メデカルセンターの睡眠研究者
ロザリンド・カートライトの研究結果が思わしくなかった・・・
(だから夢のコントロールなんてダメなのさ)ということも
書いています。でも彼女はその10年後には、
鬱の人々を夢のコントロールによって完治させた経過を書いた
Crisis Dreaming【夢の心理学】という本を出版しました。
彼女の「夢をコントロールすることで人間は人生をもコントロールできる」という
理論が、研究結果が思わしくなかった時期を乗り越えて
いまも続き、そして成果をあげているということがわかる本です。
だから、なんでもなが~~~い目で見ないとね。
そして1994年にはノンフィクション作家の大泉実成さんが
セノイ族とともに生活をしてセノイのドリームワークを実際に体験したことを
【マレー獏は悪夢を見ない】とういう本に書いています。面白いですよ。

セノイ族は夢をコントロールしているなんて思っていないんじゃないかしら。
私が日本人だからそう思うのかな。まっ勝手な想像ですよね。
西洋人は自然をコントロールするのが好きなのかしらね?
『アルマゲドン』という映画で「あの隕石にはまけないぞ~~」なんて言っているけれど
隕石は闘う氣なんてなくて、ただ落ちてくるだけでしょ。火山の映画でも、溶岩を止めて
「勝ったぁ!」って喜ぶシーンがありましたが、あれも溶岩は闘っていない。
夢を変えていくのは夢を支配することではなくて
夢を愛し、夢の精霊とともに自分にとってより良き教えをうけとるためだと思う。
キルトン・スチュアートという人は西洋人というより東洋人のような人だったように
感じる。

でセノイドリームのルール

  (1)夢のなかでは危険に立ち向かい打ち勝ちなさい。
     敵が現れたら、闘って倒しなさい。

  (2)夢のなかでは快楽をめざして突き進みなさい。

  (3)夢のなかでは、はっきりとした成果(贈り物)を受けとりなさい。

 そしていちばん大切なこと・・・
    『夢のなかで出逢ったものすべてと仲良くなりなさい。』

  さて私は夢だけでなく人生で出逢うすべての人・すべての体験と
  仲良くなることができるだろうか??????????


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